発売からおよそ2年が経過しましたが、そのデザインの良さからか、未だに高い人気を博しているPixioのゲーミングモニターとモニターアームであるPX248 WaveとPS1S Waveを1年間使ってみた感想を書いていきます。
自己紹介
miyabittiです。ゲームとテック系が好きなニートです。
特に好きなゲームはVALORANTで最高ランクはイモータル1です。
淡い青系の色が好きで、モニターもPastel Blueを購入しました。
机汚くてごめん
製品のスペック
| PX248 Wave | スペック |
|---|---|
| 価格 | ¥26980 |
| サイズ | 23.8inch |
| 解像度 | FHD(1920×1080) |
| パネル方式 | Fast IPS |
| 視野角 | 178° |
| リフレッシュレート | 200Hz |
| 応答速度 | 1ms (GTG) |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| 色域 | 112.44% sRGB |
| 輝度 | 300nits |
| 端子 | DP1.4×1, HDMI2.0×1 |
ゲーミングモニターにおける必要最低限は余裕でクリアしてるレベルですね。
| PS1S Wave | スペック |
|---|---|
| 価格 | ¥8980 |
| 耐荷重 | 1~9kg |
| 対応モニターサイズ | 17~32inch |
| 可動域 | 前後±45°, 左右±90°, 回転±180° |
| 対応VESA規格 | 75×75, 100×100 |
ガススプリング式で、机への取り付けはクランプ式(挟むやつ)もグロメット式(穴開けて固定するやつ)も使えるようになっています。
この前のAmazonブラックフライデーセールでは、モニターが¥19900、アームが¥7600まで下がっていました。 モニターに関しては中華ゲーミングモニターの台頭もあり、もともとの値段が特段安いとも言えないレベルですが、セール時価格で言ったらめちゃくちゃお得だと思います。
使ってみた感想
結論
ゲームをめちゃくちゃガチでやる層でないかつ、見た目で選ぶなら買いです!
実際に私は見た目で買いました。というのも、もともと60Hzのモニターでゲームをプレイしていたのですが、『VALORANTちゃんとやりたいから165Hz以上のゲーミングモニターほしいな~』と漠然と探していたら、めちゃくちゃ色が好みのゲーミングモニターを発見。しかも、ちょうどセールが来ていたので深く考えずにポチってしまいました。
結果として、60Hzでプラチナ止まりだった私が、2ヶ月足らずでアセンダントに、そこから一年かかりましたがイモータルにも行くことができました。カジュアルにプレイ(1日1~2戦)していましたが、十分な性能だと証明になるのではないでしょうか?

しかし、価格からも分かるようにエントリー向けのモデルなので、ガチで上のランクを目指してプレイするつもりなら選択肢から外れます。黙ってBenQの240Hz以上を買いましょう。
使用感
ファーストインプレッション
『IPSパネル綺麗!200Hzぬるぬるすぎだろ!』
もともとのモニターがTNパネルなのもあり、最初は発色が綺麗に見えましたが、TNでもモニターの設定をいじれば意外と太刀打ちできるレベルにできたので、魅力は視野角が広いことかなと思いました。
実際にVALORANTをプレイ
めっちゃ良く敵が見える!(当社比)
これまたもともとのモニターが60Hzかつ応答速度が5ms以上(応答速度をあげる設定にしていなかったから10ms近く)あったので、残像感も減り、敵を視認しやすくなりました。
が、ガチのモニターならこれ以上の視認性が手に入るのでやっぱり当社比でしかありません。でも私程度のゲーマーなら十分に満足できる性能だと思いました。
設定について
Pixioのゲーミングモニターは基本的に明るさ、コントラスト、DCR、シャープネス、ブラックイコライザなどが設定できますが、明るさ以外は特にいじらなくて良いと思いました。ただ、しっかり各設定が画面表示に反映されているのが確認できたので、信頼性は高いです。
で、こっちが重要なことなのですが、所謂ゲーミング設定の部分です。
- FreeSync Premium
- HDR
- MPRT
- Overdrive
という項目があるのですが、全部クソです。それぞれどんな機能なのかを説明すると、
FreeSync Premium: GPUのフレームレートとモニターのリフレッシュレートを同期させる機能。画面がズレて見えるティアリングや、一瞬固まるスタッタリングを防ぐことができます。
HDR: よりリアルに見えるような鮮やかな色域で表示する機能。
MPRT: 黒挿入機能。フレームの間に真っ黒の画面を挿入することで、残像感を低減する機能。
Overdrive: 応答速度をよりあげる機能。Low, Middle, Highが選べる。応答速度は、画面のピクセルが色を着替えるのにかかる時間のことです。おそらくこのHighでの設定が1msなのだろうと思います。
これ、ゲーミング設定だからってOnにしたりHighにすると逆に視認性が落ちる罠設定なんです。使い時によっては確かに満足感が上がる設定なのかもしれませんが、少なくとも私には逆効果だったようです。
FreeSync Premiumは、確かにティアリングやスタッタリングが抑えられるのですが、ティアリングに関しては、200Hzもあるので多少ズレててもわかりません!そして、デメリットなのですが、これをOnにすると、大幅に遅延が増加します。FPSゲームはコンマ何秒を争うのに、遅延が増えるとめちゃくちゃ不利です。
HDRは、そもそも登場して長いのにもかかわらず、規格が発展途上なもので、有機EL方式ならともかく、液晶パネル方式でのHDR設定はただの情弱への宣伝文句の一つです(過激派の意見)。少なくとも、私の環境では鮮やかに見える前に画面が破綻しました。
MPRTは、所謂黒挿入機能なのですが、多分バックライトを高速で明滅させて擬似的に黒挿入しているものなので、画面がめちゃくちゃチラついて見えます。目が痛くなりました。また、輝度が固定になり、明るさの調整ができなくなるもの不満な点です。
Overdriveは、応答速度をより上げるための機能なのですが、これをHighにすると、逆残像と言われるものが見えます。これは、応答速度を上げようと液晶に過剰な電圧がかかってしまい、映像が乱れてしまうものです。しかし、おそらくHighでの応答速度が1msなので、安定した映像になるMiddle以下にしてしまうと、モニターの性能を最大限出せてないという不満が出てきます。
その他の不満な点
デフォルトのスタンド
カス!
まあ、やすいからしょうがない。
残像感
友達が使っているゲーミングモニターや、家電量販店などで展示されているモニターと比べると、多少残像感が大きく感じました。まあ、エントリー向けの200Hzだと思えば全然問題無い範囲だとは思います。
付属のケーブルは白
見えないようにすれば問題無いですが、最近、別売りで対応した色のHDMIケーブルとかが発売されてるんですよね。今新しく買うならそれが同梱されているのなら嬉しいのですが…。電源ケーブルは多分全部同じです。
PS1Sは良い!
PX248 Waveとの相性はもちろん、可動域や滑らかさに不満はありませんでした。それでいて安いです。まあぶっちゃけ、白か黒以外はPX248 Waveの同じ色専用だとは思いますが、白か黒なら対応しているモニターであれば、何と合わせても不満は無いと思います!
セットアップも比較的簡単で、なんなら公式が丁寧に解説動画まで上げているので苦労することはないと思います。
ただ、他の方のレビューを見ている感じ、流石に高級モニターアームよりは劣ります。
ただし
PX248 Waveと合わせれば、デフォルトのスタンドがカスなこともあり、とても満足の行くインテリアになりますが、セットアップが曲者です。
PX248 Waveは75×75のVESA規格に対応していて、PS1Sも同じ規格に対応しているので、普通に付けられるかと思いきや、モニター背面が湾曲していて、円形に取り付け箇所が出っ張っているので、なぜか付属品の変換アダプタを付けないと取り付けられませんでした。
まとめ
- 買ってよかった度:8.5/10
- 見た目の満足感:10/10
- ゲーム性能:7.5/10(カジュアルなら十分)
- コスパ:9/10(セールなら神)
Pixio PX248 WaveとPS1S Waveは、コスパとデザイン性に優れた製品だと思いました。
特にモニターは、ガチ勢向けの機能(Overdriveや黒挿入)には難があるものの、200HzのFast IPSパネルという基本性能は高く、カジュアルにゲームを楽しむ層や、デスク周りを白やパステルカラーで統一したいユーザーにとっては非常に魅力的でしょう。
アームも変換アダプタが必要な点は注意が必要ですが、純正ならではの統一感が出せます。通常価格は中華モニターに比べたらやや高いですが、Pixioは信頼性の高い企業なので、保障などの安心感も含め、満足のできる価格だと思います。セール時を狙えばさらにお得に購入することができます。
もし、青やピンク、緑といったかわいい色のモニターが好きなら、購入してみてください!
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Pixio公式ストア
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